2010年12月 2日 (木)

2010年12月1日 査定検査研修(スタンダードコース)を実施いたしました。

  • 日時:2010年12月1日
  • 地域:関東
  • 天候:晴れ
  • コース:スタンダード1日コース
  • 目的:外板の状態から修復歴確認が行えるようになる
  • 内容:
    • 修復歴車の定義について
    • 修復歴発見基本手順および考え方・原理原則
    • 再塗装摘出方法の理解(講義⇒実習)
    • 外板パネルの交換(講義⇒実習)
    • 骨格部の損傷・修正・交換の各摘出方法の理解など
  • 講師名:橋本 剛

昨日、査定検査研修を実施いたしました。

この季節、研修では16:00を過ぎると辺りが薄暗くなるので、『実習』の時間配分が難しくなります。

なので今回は、どうカリキュラムを進行していくか?状況を見ながらの実施となります。

◆今回の受講者の大半が未経験者
今回の研修は某フランチャイズ本部様からのご依頼により毎月開催しているもので、実務未経験者を含む9名様が参加されました。

◆受講中の雰囲気

未経験者の方が殆ど(経験者は2名)ということで、講義中や実習において皆様積極的に質問、そしてメモを取られておりました。

『学ぼう』という意識が感じられる良い雰囲気で研修を進めることができました。

◆修復歴の定義と外板部位の状態見極め

まずはいつものように『修復歴車の定義』からスタートです。

初めは頭の中が『???』のような表情をされていましたが経験者の方が、

『こんな場合は?』

『こうなったら修復歴扱いになるのか?』

等々、質問をしてくれたおかげで、他の方からも色々な質問が出てくるようになりました。

講師側としても質問をきっかけに『より詳しく、わかりやすく』解説をできるようになるので、結果として予定時間をオーバーしてしまいました。

あ、日没時間が・・・・・・。

◆検査手順の理解・・・・・午後実習

実習ではいつものように『外板部位』と『骨格部位』と分けてポイントの紹介と実習を行いました。

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前回に引き続き、今回も時間かけて行ったのが『検査手順』です。

未経験の方は、この『手順』を固めないと、

『どこから確認すれば良いのか?』

と、実務で混乱をきたしてしまいます。

・外板の確認手順

・フロント骨格部位の確認手順

・サイド骨格部位の確認手順

・リヤ骨格部位の確認手順

みっちり時間をかけて行いました。

あ、日没時間が・・・・・・。

Img_1268

  ↑↑手順は大事です。来月の研修よりテキストはニューバージョンに変わります(・・・予定)。

そして日が傾きかけた頃、ようやく『総合実習』のスタートです。

用意したのは、

①左フェンダー交換歴有・フロントインサイドパネル先端修正の『日産 セドリック』

②リヤゲート交換歴有・エンドパネルにフレーム修正機跡・リヤサイドメンバーに歪みの『スバル R2』

③エンドパネル・リヤフロアに歪みのある『トヨタ パッソ』

合計3台。

時間の許す限り、そしてとことん納得がいくかぎり検査してもらうことにしました。

なので未経験の方が3台できないかもしれません(日没時間が・・・・・)。

時間を厳守して3台の検査を強引に終わらせるより、ご自身が納得できる結果を1台出していただきたい・・・・これがジャッジ流の実習コンセプトです。

結果として3台全ての検査が出来た方は少数でしたが、その検査内容については今回お伝えした注意点・確認ポイントをきちんと理解できたと思われる素晴らしい結果を残すことができました。

これからの活躍が非常に楽しみです。

それではまた次回お会いいたしましょう。

ジャッジ流。

車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by 研修講師 on 12月 2, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年11月25日 (木)

中古車販売及び車買取専門店対象の査定研修を開催。2010年11月17日~18日

    *  日時:2010年11月17日~2010年11月18日
    * 地域:関東
    * コース:スタンダード2日間コース

    * 目的及び主な内容については、最後に記載しています。

    * 講師名:里鍋康史

◆今回の受講者は

今回の研修の受講者は、中古自動車の中古車販売店経営者様と車買取専門店スタッフ様向けに中古車査定検査研修を実施いたしました。
中古車販売店経営者様の研修への参加目的は、これまでのご自身の取り組み姿勢への振り返りと日常業務での下取り査定検査業務への不安の解消、また適正な車両状態の把握をし、お客様へ適正な下取り金額の算出と仕入れ時の車両状態の確認のために研修に参加されておりました。
車買取専門店スタッフ様は、異業種から自動車業界に転職されたばかりなので、査定検査への基本的な考え方、知識、技術、行動を理解し実行出来ることを目的に参加されておりました。

◆「何故、今回査定検査研修を受講されるのですか?」

私はいつも研修の初めに受講目的を質問します。

受講者の皆さんは受講目的を持って参加されておりますが、おひとりおひとりその目的は異なります。
それは、査定業務への取り組みスタンスとポジションの違いから来るものが大半だと思いますが、それだけではなく、査定業務を仕事として捉える中での優先順位の考え方によっても、査定研修を受講する顕在的な目的の在りどころはそれぞれです。

しかしながら、突き詰めてその目的を掘り下げていくと、それぞれの受講目的は共通したものになります。

それなにかというと、顧客満足と従業員満足のためにサービスを提供する企業の価値向上を目的とした、企業存続のための売上と利益の向上です。

◆売上と利益のための車両状態の把握

今回の受講者に限りませんが、研修受講者の皆さんは、大切な時間と貴重なお金をかけて査定検査研修を受講し、査定業務に自信をつけてお客様に満足を提供し、売上、利益の向上を目指しています。

その売上は、お客様から支持されている評価の目安となり、利益は、お客様の満足度の目安となるとよく耳にします。
やはり向上心を持って業務に取り組み、お客様へサービスを提供する企業に属する方々は、企業理念に則した行動を行っていることがわかります。
適正な査定金額の算出を行い適正な利益を得ることが、お客様へサービスを提供し続ける企業にとって、とても大切な要素であることであることも、査定検査研修を受講しながら再認識しておりました。

研修を受講するためには、受講時間や費用などの対価を支払う必要がありますが、査定検査の考え方、知識、技術、行動を身につけることにより、業務への取り組み姿勢が前向きになり、積極的に査定業務に取り組むことができるようになります。
それによって、育成に費やした時間相当の労働対価や査定研修受講費用も短期間に取り戻すことができる可能性は高くなります。

◆修復歴の見落としを減らすためには
修復歴の見落としは、ただ叱ればなくなるものでもありません。また、検査はセンスでもありません。修復歴を摘出する理由、摘出しなければならない理由や、見落としにより被る損失などを知り、それを理解していなければ、査定に取り組む上で必死には修復歴を摘出しようと思わないので、ただ、車を見るだけ、わかりやすい瑕疵を拾う程度になってしまいがちです。

それは、行き先を伝えずに乗り物を与えても、行き先がわからなければ、目的地にはたどり着けません。また、操作方法を理解していなければ、乗り物を運転できません。交通ルールとマナーを知らなければ、事故やトラブルを起こしてしまいます。
それらにも似ていると思います。

何故、外板パネルの塗装の判断が大切なのか。何故、板金塗装していたら、交換の可能性を疑う必要があるのか。そして、外板パネルの板金塗装や交換、そもそもボルトの回し跡がある場合には、何故、その内側に位置する骨格の損傷を疑う必要があるのか、など。

査定検査の基礎的な部分ではありますが、そこを知っているのと知らないのでは、検査結果や成長速度に大きな差が発生することは、これまでの受講された皆さんの結果からも明らかです。

◆研修受講者同士での情報交換

今回は、中古車販売店経営者ご夫婦と、異業種からの車買取専門店に転職された方が受講されましたが、業界内では異業種とも言える組み合わせでの研修開催も、お互いに刺激になり、知識の幅を拡げる上でも参考になったそうです。Iphone_3816_640

下取りやオートオークションからの販売車両の仕入についても、車買取専門店での買取査定についても、検査について学ぶ事については、共通点がたくさんあります。特に基礎的な部分は、共通していると言えますので、業界知識の幅を拡げる上では、他社の方とともに学ぶこともメリットがあるとと思います。

 

◆研修受講のメリット

研修を受講するためには時間とお金が必要ですが、お客様へサービスを提供し続ける企業が存続発展するために必要なお金である利益を追求するために、必要な土台となる部分を培うものとして、また、成長を加速するためにも有効な手段のひとつであると思います。

修復歴の見落としは、利益を削り、自信の喪失、信用の失墜にもつながります。また、自信がないと疑わしいものを罰してしまい、過剰摘出や誤審の原因にもなります。修復歴の過剰摘出や誤審は、お客様からの信用を失う大きな一つの要素と言えます。
そのようなことの無いように【適正な車両状態の把握=適正な査定検査結果】を常に意識し求め、結果に繋ぐことがお客様からの信頼を得るひとつの有効な方法だと思います。

車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by ジャッジメント on 11月 25, 2010 査定研修検査研修修復歴関東中古車販売店車買取専門店国産車ディーラー日本車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得 |

2010年10月29日 (金)

2010年10月19日~20日 プライマリーコース2日間(輸出事業者向け)を実施いたしました。

・日時:2010年10月19日~20日

・地域:関東

コース:プライマリー2日間コース(輸出業者様向け)

・目的:査定および検査の基礎知識・技能を習得する

・内容

  ・査定に必要な項目について

  ・オークション出品票の記載内容について

  ・修復歴車の定義について

  ・出品票記載と実車のすり合わせ(修復箇所等)

・講師名:橋本 

ジャッジメントの橋本でございます。

先週の火曜日~水曜日にかけて中古車輸出業者様向けに査定・検査研修を実施いたしました。

◆『接合部』を究める⇒見落としが減る
今回の受講者数は先月に引き続き8名(!)。

中古車輸出は、この円高にもかかわらず台数が急回復している状態で、埠頭にもずらりと船待ちの車が並んでいます。

円高なのに・・・不思議です。

為替よりも『仕向け地』の関税の方が影響しているのでしょうか?

中古車輸出は本当に不思議なジャンルですね。

今回も異業種から参入する方ばかりでしたので、『査定基礎知識』を学んでいただいた後にオークション会場へ移動しました。

出品票の記載内容と実車のすり合わせにおいては、

『U1ってどれですか?・・・・・・・・あ、これですか?!』

『この小さな歪みでR点になってしまうのですか?!』

と、驚きの連続だったようです。

講義でもご紹介をしているのですが、実際に実物を確認することで理解を深められていました。

そして修復された車の確認となります。

今回の実車確認において参考になったのは、こちら↓↓↓

Pa200001

日産のプリメーラです。

ディーラーさんの出品なのでしょうか?今回はこの形のプリメーラが数多く出品されていました。

このプリメーラは典型的なセダン形状なので、接合部を理解するにはもってこいの車両です。

通常リヤフェンダーの接合部確認は、A~Cのいずれかで行いますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

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1.A⇒リヤインサイドパネルとの接合部

最もポピュラーな確認ポイントです。ウェザーストリップを外すことにより溶接跡が容易に確認できます。車種によっては『カバー』で覆われていて確認ができない場合があります。

2.B⇒タイヤハウスとの接合部

認知度は低いですが、リヤフェンダーの『カット交換』にも対応できる穴場的ポイント。

欠点としては、ホイールアーチ部損傷による『板金跡』がこの箇所に多く見受けられるので、他の接合部も確認する必要が出てきます。

3.C⇒リヤデッキ・リヤインサイドパネル・エンドパネルとの接合部

移動せずにリヤエリアも確認できるスグレもの。

『カット交換』に対応できないのがたまにキズ・・・。。。。

それぞれに問題点もあるので、最善は複数の接合部を理解しておくことです。

これにより様々な車種に対応できるようになります。

Aしか理解していないとアウディやゴルフの検査の際に困りますよ~。

では実際にこのプリメーラはどうだったか?

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Aのポイント。

そして・・・

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Cのポイントです。

実際の査定業務において、全ての接合部を確認することは難しいかもしれませんが、『溶接部位の交換』が行われている場合には、上記のようにしっかりと痕跡が残っているはずです。

『いやぁ、外側見ても全く気付かないですね!!』

感心しきりの受講者様。

『修復歴にならない車両でも、価値が大きく落ちる意味がわかりました』

それぞれに今後の輸出仕入れのヒントを掴んでいただけたようです。

こうして研修は無事に終了いたしました。

次回はどんな車と出合えるのでしょうか?

とても楽しみです。

ジャッジ流。

車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by 研修講師 on 10月 29, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年10月18日 (月)

2010年10月13日 査定検査研修(スタンダードコース)を実施いたしました。

  • 日時:2010年10月13日
  • 地域:関東
  • 天候:晴れ
  • コース:スタンダード1日コース
  • 目的:外板の状態から修復歴確認が行えるようになる
  • 内容:
    • 修復歴車の定義について
    • 修復歴発見基本手順および考え方・原理原則
    • 再塗装摘出方法の理解(講義⇒実習)
    • 外板パネルの交換(講義⇒実習)
    • 骨格部の損傷・修正・交換の各摘出方法の理解など
  • 講師名:橋本 剛

『秋晴れ』という言葉がぴったり当てはまる中で査定検査研修を実施いたしました。

◆今回の受講者は全員が未経験者
今回の研修は某フランチャイズ本部様からのご依頼により毎月開催しているもので、実務未経験の8名様が参加されました。

◆受講中の雰囲気

実務未経験なので当然『修復歴車の定義』も何も把握されていない状態でした。

せっかく学べるチャンスということで、皆様から積極的に質問をいただくことができ、充実した内容となりました。

◆修復歴の定義と外板部位の状態見極め

まずは冒頭に『修復歴車の定義』をご紹介。

『こんな場合は?』

『こうなったら修復歴扱いになるのか?』

等々、定義の理解を深めるには十分過ぎるほど質問が出てきました。

ここで理解をしていただきたかったのは、

『交通事故その他災害等により、車体の骨格部位を損傷し、修正あるいは部品交換されたものをいう』

と、いった修復歴車の定義には、『2つの条件』があるということです。

条件①『原因は何か?』

条件②『場所はどこの部位か?』

この2つの条件を満たしてしまった車が修復歴車扱いとなってしまうのです。

さらにここで受講された方から質問。

『修復されてしまった状態の車をチェックしても本当に『交通事を起こしたのかは特定できないのでは?』

そうですね、鋭い質問です。

そこで重要なのが、『骨格部位を覆っている外板の状態』を見極めることなのです。

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これは難しく考える必要はありません。

事故を起こした車のその90%以上は、外板にまず衝撃が入ります。

そこで吸収しきれなかったエネルギーが、内側の骨格部位を破壊していくわけです。

ということは、『原因は何か?』を第三者の立場で判定する際には『外板状態がどうなのか?』が重要なポイントになるわけなのです。

もちろんこの定義に抵触しない『交通事故を起こした車』だって存在してしまいます。

しかし『修理をされた上で次から次へと他の人の手に移る』という商品特性を持った中古車の場合、現時点ではこれが限界だということも理解していただきたかったのです。

だからこそ『外板状態の見極め』が重要ということで『ジャッジ流検査のポイント』があるのです。

◆検査手順の理解・・・・・午後実習

実習ではいつものように『外板部位』と『骨格部位』と分けてポイントの紹介と実習を行いました。

特に今回時間をかけて行ったのが『検査手順』です。

未経験の方は、この『手順』を固めないと、

『どこから確認すれば良いのか?』

と、実務で混乱をきたしてしまいます。

・外板の確認手順

・フロント骨格部位の確認手順

・サイド骨格部位の確認手順

・リヤ骨格部位の確認手順

みっちり時間をかけて行いました。

Img_1150

Img_1154_2 

そして最後の総合実習へ。

最後は、

『フロントインサイドパネル先端の歪み』

が、ある2台にチャレンジ(もちろん内緒です)!

典型的なフロント修復の車なので、実践向きです。

少し離れた場所から受講者様の様子を観察しておりましたが、しっかりと手順が行えていました。

若干『塗装の見極め』方法がイマイチの方にはフォローを入れた程度です。

全員がパーフェクトな正解にはなりませんでしたが、インサイドパネルの歪みは摘出できていたので合格です。

『これで研修は、終わってしまうのですか?不安だ・・・・・』

と、感想をいただきましたが、後は今回紹介した『ジャッジ流』をきちんと活かせる訓練をするだけです。

これが『手を抜き始めたら見落とす』だけなので、意識の問題になってきます。

そう受講者様にお話しさせていただき今回は終了!

これからの活躍が非常に楽しみです。

それではまた次回お会いいたしましょう。

ジャッジ流。

車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by 研修講師 on 10月 18, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年9月27日 (月)

名古屋と岐阜でオートバックスカーズ査定検査技術強化研修を開催 2010年09月16日~

    *  日時:2010年09月16日~2010年09月17日
    * 地域:中部
    * 天候:
          o 1日目:愛知県名古屋市 雨
          o 2日目:岐阜県羽島市 晴れ

    * コース:オートバックスカーズ 査定検査技術強化研修

    * 目的及び主な内容については、最後に記載しています。

    * 講師名:里鍋康史

◆今回の受講者は

今回の研修の受講者は、これまでの複数の修復歴車の見落としに起因する再認識を目的とする方だけでなく、日常業務での査定検査業務への不安の解消を目的として、自信を身につけるために研修に参加された方もおりました。

◆判断する目はもっていますがそれでも見落とすのは何故!?
査定経験者で修復歴の見落としをする方の多くは、外板パネルの交換や骨格部位の交換、修正、変形などの状態の把握をすることのできる判断力を持っている方がほどんどですが、一人で査定をすると修復歴を見落としてしまう方がおります。一生懸命、査定検査業務に取り組んでいても見落としは発生します。
それは、一生懸命に思い切りゴルフクラブを振っても、基礎がしっかり身につけ、ボールと飛ばしたい方向を確実に見て打たなければ、まっすぐに飛ばすことはできないでしょう。できたとしても毎回安定していなければそれは、偶然であって実力ではないと捉えることができます。
検査も同様に、わかりやすい修復歴は発見することができますが、軽微な損傷や丁寧な修理の車両は、しっかりと検査の原則に従い、衝撃波及の考えに基づき取り組まなければ、偶然の発見以外の修復歴の摘出は難しいものだと言えます。

◆大切なことは

研修を受講することによって、一定の意識と技術の向上が可能ですが、それを継続的に維持し向上させるためには、環境がとても大切な要素となります。受講者は、研修を受講する前の不安な心境から、学んだことによって自信がついた心境になります。
しかしながら、業務の中での査定検査は、「値付けの根拠」としても、とてもとても大切で重要な要素ではあるものの、業務においてはひとつの作業に過ぎないとも言えるものです。ですので、業務全体のほんの一部分に自身がついたとしても、いままでの店舗環境に戻れば再び、それまでの日常に戻ってしまう可能性があります。

研修受講後にとても大切な事は、その手に入れたスキルは、本人の意識だけではなく、環境全体で意識し、見守り、成果結びつけることが大切な事だと私は考えています。

◆研修で学んだことを継続するために
研修受講の後にこのブログを読んでくださっている研修受講者の上司がいらっしゃいましたら是非行っていただきたいことがあります。
どちらで受講された研修でも構いません。研修から帰ってきたスタッフに、学んだことや気づいたことを質問してください。成果を上げることを目的に、学んでいるスタッフに、興味を持っていることを「質問」することによって伝えてください。そして、毎日でも毎週でも、その日、その週の成果を質問してください。その受講者の研修受講後の行動に興味を持っていますということが伝わるようにコミュニケーションをとってください。

継続するためには、本人の努力にプラスして、周りの協力が必要です。何のために継続するのかと言えば、それは、成果・結果を出すためです。つまり、研修にかけたお金と時間を有効に活かすための管理として、日々の振り返りとかかわりが、効果と効率を高め、成果・結果に結びつくと言えます。
そしてそれが、スタッフひとりひとりの業務への不安を相談することができるようになるきっかけともなり、業務への自信へとつながります。

もちろん、その「かかわり」や「質問」の【質】によっても成果や結果やスタッフの自信の度合いは変わります。指導者が指導を目的に接する上で「何を目的にその質問をするのか」「どのような成果を求めてそのようなかかわり方をするのか」ということも十分に考慮して目的を持って接することが重要であることは言うまでもありません。

【修復歴の摘出精度を向上することによって、見落としの軽減を目指す】という目的を果たすための研修にかけたお金と時間を有効に活かすため、受講者本人と共に効率よく求める成果を出すための環境構築は重要な要素のひとつになります。

◆結果につながる査定検査研修を重視
この研修では、受講者は研修を受講する前の不安な心境から、学んだことによって自信がついた心境になります。そして、判定スキルも向上します。これは、研修内の効果測定結果からも、過去の査定検査特訓研修ならびにこの査定検査技術強化研修の受講者の修復歴摘出率ならびに評価点合致率の向上により明らかになっています。
私たちは、単開催の研修もおこなっておりますが、継続した受講管理もおこなっておりますので、求める成果と目的に向かって、一丸となって結果にこだわり研修を実施しています。


* 目的及び主な内容

    * 目的
          o 修復歴摘出率の向上により『見落としによる損失』の軽減を目指す。
          o 査定検査技術の精度向上により、自信を身につけ積極的に商談に取り組めるようになる。
          o 評価点精度向上による査定金額の精度向上
    * 内容:
          o IES(検査エキスパートシステム)による査定の目的の再認識
          o IES査定の現状把握
          o 日常査定の振り返り
          o 検査5つのポイントの再確認
          o 自動車車体骨格部の交換・変形・修正の検査姿勢の再確認
          o 中古自動車の内外装のキズのダメージ定義と検査姿勢の再確認
          o 諸元入力について、事例を元に入力方法を再確認
          o 査定検査総合実車実習
          o 効果測定
          o 実車解説


☆ 本レポートは、オートバックスカーズ様より許可をいただきまして、企業名、システム名などを明記させていただきました。ご許可をいただきましてありがとう ございます。

あらためましてお礼を申し上げます。 
里鍋 康史 拝
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車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by ジャッジメント on 9月 27, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年9月23日 (木)

2010年9月21日~22日 プライマリーコース2日間(輸出事業者向け)を実施いたしました。

・日時:2010年9月21日~22日

・地域:関東

コース:プライマリー2日間コース(輸出業者様向け)

・目的:査定および検査の基礎知識・技能を習得する

・内容

  ・査定に必要な項目について

  ・オークション出品票の記載内容について

  ・修復歴車の定義について

  ・出品票記載と実車のすり合わせ(修復箇所等)

・講師名:橋本 

ジャッジメントの橋本でございます。

今週の火曜日~水曜日にかけて中古車輸出業者様向けに査定・検査研修を実施いたしました。

◆出品票の記載内容は『裏の意味』を読み取ること!
今回の受講者数は8名。

リーマンショックからおよそ2年ほど経過しましたが、ようやく中古車輸出実績も復活してきた感が出てきております。

その影響でしょうか、先日発表された『全国オークション会場8月実績』において平均成約率が60%を越えたようです。

毎月開催している本研修を受講される方も少しずつ増えております。

さて本題の研修ですが、いつものように初日は査定時に必要な『査定のポイント、オークション相場』について学んでいただき、2日目はオークション会場をお借りしての実習です。

オークション会場に初めて訪れた受講者様に簡単な出品までの流れをご紹介し、いよいよ実車確認となります。

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今回の実車確認において参考になったのは、こちら↓↓↓

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輸出でも人気のある『ライトクロカン』に分類される三菱のパジェロイオ。

よ~く出品票を見てみると・・・・?!

2点!!

Img_2669

あまり見かけない評価点です。その評価点となった根拠を見ると『錆・腐食が全体的にひどい』とのこと。

たしかに車の状態を確認すると表記のとおり腐食の進行が進んでおり、各所でポロポロと鋼板が崩れてしまいます。

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ただここで注意しなければならない点があります。

普段からオークションにて仕入れをおこなっている業者様であればお気づきでしょうが、この車は『塩害車両の疑い』があります。

外装ダメージとしての『錆腐食』だけではなく、『機関系(特に駆動系・排気系)の不具合』があることも想定しなければなりません。

車の下廻りにある機関系が錆腐食に浸食されている恐れもあるのです。

ただ機関系についての不具合が記載されていません。

検査の際にはそういった不具合が無かったのかもしれませんが、もしも不具合があったとしてもこれは『クレーム』の対象にならない可能性が高いのです。

仕入れる際の注意点というのは、出品票に記載されているダメージ・不具合が『他にどのような影響を及ぼすのか?』を推測しなければならないということです。

『仕入れのプロ』を目指していただく為の第一歩『出品票の記載内容の理解と、想定される不具合・対処方法の検討』ができるようになりましょう。

せっかく仕入れた車が輸出先の国で『ひどい車だ!!』なんて言われたら悲しいですからね。

是非今回の車を教訓にしていただきたいものです。

それではまた次回お会いいたしましよう

ジャッジ流。

車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by 研修講師 on 9月 23, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年9月 8日 (水)

大阪と神戸でオートバックスカーズ査定検査技術強化研修を開催 2010年09月01日~

    *  日時:2010年09月01日~2010年09月02日
    * 地域:関西
    * 天候:
          o 1日目:大阪府吹田市 晴れ
          o 2日目:兵庫県神戸市 晴れ

    * コース:オートバックスカーズ査定検査技術強化研修

    * 目的
          o 修復歴摘出率の向上により『見落としによる損失』の軽減を目指す。
          o 査定検査技術の精度向上により、自信を身につけ積極的に商談に取り組めるようになる。
          o 評価点精度向上による査定金額の精度向上
    * 内容:
          o IES(検査エキスパートシステム)による査定の目的の再認識
          o IES査定の現状把握
          o 日常査定の振り返り
          o 検査5つのポイントの再確認
          o 自動車車体骨格部の交換・変形・修正の検査姿勢の再確認
          o 中古自動車の内外装のキズのダメージ定義と検査姿勢の再確認
          o 諸元入力について、事例を元に入力方法を再確認
          o 査定検査総合実車実習
          o 効果測定
          o 実車解説

    * 講師名:里鍋康史

◆受講者は自動車販売とIES査定経験者

今回の研修に参加された方々は、新車、中古車の販売を中心に実績をつくっている方々でした。販売を中心にとはいえ、下取り車の査定も自身で行ないますし、また、お乗換えを検討されていらっしゃるお客様と出会うきっかけに、買取も重要なきっかけになります。下取り車の査定金額が適正でなければ、自動車販売チャンスを逃してしまうこともありますし、本来得られるべき利益を失ってしまうこともあります。それ以上に、考えなければならないことは、下取り車の修復歴を見落としてしまうことによって、お客様がその担当者や販売店から中古車の購入をやめてしまうこともあります。これは、私自身も販売経験の際、下取り車の修復歴を見落とししたときに体験していますが「事故を見落とすスタッフのオススメする車は信用できない」と言われたことがあります。
前置きは長くなりましたが、今回の受講者の方々は、修復歴の見落としによる損失だけではなく、修復歴の見落としによるお客様からの信用の失墜を防ぐことも目的として研修に臨んでおりました。

◆査定技術を強化する研修、とはいえ

本研修の特徴は、単純に量をおいかける研修でないことは、これまでもお伝えしてまいりました。査定業務を学ぶ上で、より効率良く効果的に学習するために【考え方】【知識】【技術】【行動】 の4つの角度から、何が足りていて、何が不足しているかを明確化し、不足している部分や必要な部分を重点的に補足していくことに、私の行う査定研修では優先順位を高くおいています。
スポーツは、メンタルとフィジカルのバランスがあって初めてテクニカル面を向上させることができます。ルールの理解やルールを守るモラル、集中力や試合に勝つという目的や熱意と、そのスポーツに対応できる体力と筋力をつけながら、テクニカル面の向上に勤しむことによって技術が向上し、それらのバランスによって実力を身につけ試合に勝てるようになるのでしょう。

Photo 検査も同様に「なぜ適正な車輌状態の把握が必要なのか」といった考え方や「どのような状態が修復歴に該当するのか」「どのような状態なら部品交換しているのか」「修復歴を見落とすとどれだけの損失につながるのか」といった知識があって初めて、修復歴などの瑕疵の適正な摘出をしなければならないという使命が生まれ、実車実習に興味を持ち真剣に取り組み技術の向上に勤しみ、9月とはいえ、残暑厳しい最中、汗だくになりながらも、しなければならない行動に積極的に取り組むようになるといえます。

【このカタチのライフは、ここにウィークポイントがあります。】Photo_3
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◆研修ですべての問題解決ができるわけではありません

研修は、集中して学ぶべきことを学び気付きを得る場所といえますが、ここですべてのことを学び身につけることができるわけではありません。スポーツで【試合に勝つ】ためには、試合をしなければ、勝つことはできません。勝ち癖を身につけるためには、試合の環境や場のプレッシャに慣れる必要もあると言えます。日々、メンタル面とフィジカル面とテクニカル面をバランスよく向上させながら常に勝つための準備をし、試合に出場し続けることが大切だと学びました。また、自信は勝つことによって身につき、試合で力を発揮するための自信は、日々のトレーニングによって身につくとも学びました。
研修はあくまでも、実践に向けた準備の場所です。いざ、知識も技術もないまま査定に取り組んでも、自信もない、判断もできない、修復歴かどうかも判定できない、IESというシステムの使用方法もわからない、では、仕事になりません。
事件が現場で起こっているように、査定業務も実践は現場でしか体験できません。査定スキルは、お客様の大切にお乗りのお車を実際に査定してこそ、技術の向上につながります。お客様の財産とも言える大切なお車を丁寧にかつ冷静に、客観的に適正な車輌状態を判定することを続けることにより、実力となり自信が生まれます。
研修の場は、そのための準備の場といえます。そこには、問題解決できることもありますが、現場でしか起こらない問題は現場でしか解決できません。しかし研修の場では、その問題解決のヒントを提供しています。そのヒントを活かし現場で実践を重ね、問題解決し実力を身につけるための準備の場所、それが研修の場のひとつの側面とも言えるでしょう。20100902__3





☆ 本レポートは、オートバックスカーズ様より許可をいただきまして、企業名、システム名などを明記させていただきました。ご許可をいただきましてありがとう ございます。

あらためましてお礼を申し上げます。 
里鍋 康史 拝
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車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by ジャッジメント on 9月 8, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関西中古車販売店車買取専門店日本車基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年9月 6日 (月)

東京でオートバックスカーズ査定検査技術強化研修を開催 2010年08月25日~

    * 日時:2010年08月25日~2010年08月26日
    * 地域:関東(東京都江戸川区)
    * 天候
          o 1日目:晴れ
          o 2日目:晴れ

    * コース:オートバックスカーズ査定検査技術強化研修

    * 目的
          o 修復歴摘出率の向上により『見落としによる損失』の軽減を目指す。
          o 査定検査技術の精度向上により、自信を身につけ積極的に商談に取り組めるようになる。
          o 評価点精度向上による査定金額の精度向上
    * 内容:
          o IES(検査エキスパートシステム)による査定の目的の再認識
          o IES査定の現状把握
          o 日常査定の振り返り
          o 検査5つのポイントの再確認
          o 自動車車体骨格部の交換・変形・修正の検査姿勢の再確認
          o 中古自動車の内外装のキズのダメージ定義と検査姿勢の再確認
          o 諸元入力について、事例を元に入力方法を再確認
          o 査定検査総合実車実習
          o 効果測定
          o 実車解説

    * 講師名:里鍋康史

◆受講者はIES査定経験者

今回の受講者の皆さんは、日常業務でも中古車の査定を積極的に行ない、新車も中古車も販売している方々です。積極的に買取業務をおこなっているだけに、その中には、結果的に修復歴の見落としも発生してしまうことがあります。

本研修は、今後の修復歴の見落としを防ぐために、検査監視チームが収集している過去の査定検査の結果と傾向のデータを元に、あらかじめ各受講者のウィークポイントの予測をたて、本人の感覚的な得手不得手と過去の検査傾向から予測したウィークポイントとの整合性を確認しながら研修を実施しています。

そして、より効率良く効果的に学習するために【考え方】【知識】【技術】【行動】 の4つの角度から、何が足りていて、何が不足しているかを明確化し、不足している部分や必要な部分を重点的に補足していきます。

◆査定技術を強化する研修

査定技術を強化するために行うことは技術的、量的な研修をイメージしがちですが、知識も意識も考え方も最適化されていない状態では、数多くの修復歴の結果(状態)をお見せしても、その場だけ理解したつもりになることが多く、自律して適正な車輌状態の判定を行うことができずに終わってしまいがちです。

わずか2日間で、本来のIES査定に必要な検査技術を再認識し実践できるようになっていただくために、効率よく研修を実施するためにも、単純な数の研修ではなく、個人の実績結果に基づいた傾向に合わせた研修の提供を行っています。

これができるのも、サポートセンターや検査監視チームでの情報収集と分析によるものですが、それにプラスして、曖昧な車輌状態の判定や修復歴の見落としが、どれほどに中古車の買取や新車中古車の販売に影響を及ぼすのか、利益だけではなく、お客様へご迷惑をお掛けし、その結果、信用の失墜を招くことにつながることを、理解している企業のスタンスがあってこそ、といえます。

◆受講者のみなさんの感想より一部抜粋
20100826_01 私の弱点(サビと再溶接の違い、聞いていることを理解していないのに解った気になっている事)が明確になりよかったです。また、骨格部位のダメージ波及や見るべき姿勢(や行動)が学べたことで、査定が楽しくなりそうです。

今回の研修は、非常に丁寧でわかりやすく教えていただき、参加できてよかったです。もう少し時間があれば、他の車もたくさん見てみたかったです。

20100826_03 独自のクセや間違った見方をしていたことがわかり、査定のポイントやIES査定の方法を再認識できました。

20100826_02

過信していた部分やあまりに多い見落とし箇所が明確にわかり、また店舗に戻ってからの査定の取り組み方も改めて理解できてよかった。


◆問題解決のために受講しています
受講者の皆さんは、貴重な業務の時間を割いて優先順位を上げて研修に参加しています。研修に参加している間は、直接的な売上や利益を上げることはできません。受講している時間も受講者の皆さんには、休日を利用して参加されている方を除いてはお給料が発生しています。

ということは、店舗で業務をしていただいているスタッフの皆さんが、研修に参加されている皆さんに変わって売上や利益を上げてくださっているとも捉えることもできます。

受講者の皆さんはこのようなことも自覚し、ただ時間を過ごすことなく真剣に取り組んでおりました。

☆ 本レポートは、オートバックスカーズ様より許可をいただきまして、企業名、システム名などを明記させていただきました。ご許可をいただきましてありがとう ございます。

あらためましてお礼を申し上げます。 
里鍋 康史 拝
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車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by ジャッジメント on 9月 6, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東中古車販売店車買取専門店日本車基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年8月31日 (火)

2010年8月24日~25日 プライマリーコース2日間(輸出事業者向け)を実施いたしました。

・日時:2010年8月24日~25日

・地域:関東

コース:プライマリー2日間コース(輸出業者様向け)

・目的:査定および検査の基礎知識・技能を習得する

・内容

  ・査定に必要な項目について

  ・オークション出品票の記載内容について

  ・修復歴車の定義について

  ・出品票記載と実車のすり合わせ(修復箇所等)

・講師名:橋本 

ジャッジメントの橋本でございます。

先日、中古車輸出業者様向けに査定・検査研修を実施いたしました。

◆検査は距離感と角度が大事?
今回の受講者数は6名でした。

弊社で担当しております輸出業者様向け研修は、『検査・査定を未経験』の方が対象ですので、これから2日間でどこまで伸びるか今回も楽しみです。

いつものように1日目は査定時に必要な『オークション相場』について学んでいただき、2日目は、猛暑が続く屋外での実習です。

まだまだ暑い日は続きそうです・・・・予想だと猛暑は10月まで続くとか・・・。。。

輸出される中古車がずらりと並ぶ埠頭、そして乙中業者さんのヤードを見学した後にいよいよオークション会場へと向かいます。

まずは弊社の検査研修では定番であります、

・ジャッジ流再塗装の見極め方

・ジャッジ流外板部位の状態見極め(ボルト)

・ジャッジ流外板部位の状態見極め(溶接)

と、一通り『外板部位の見極め』についてポイントを紹介した後に実習をスタート!

今回のサンプルカーは『トヨタ カローラ(120系)』

P8250001

輸出の定番車種、そしてボディカラー。

実習にはもってこいの実車です。

まずは再塗装のチェックからはじめてもらいました。

ボルト、溶接問わず外板部位の各所をチェックして新車状態との違いを確認する受講者様。皆様既に汗だくとなっております。

一通りチェックが終了したら答え合わせです。

ちなみに、このカローラはトランクリッドだけ再塗装されていました。

さてここからが重要です。

次にそれらの外板が『パネルの再塗装のみなのか?もしくはパネルの交換までされているのか?』を確認していただきます。

受講された皆様は、熱心にトランクリッドの確認ポイントをチェックしています。

P8250002 

査定・検査をご経験されている方であれば、もうおわかりでしょうが、

代表的な確認ポイントに『ボルトを回した痕跡が残っているか?』

と、いうものがあります。

これは読んで字のごとく、取付けボルトの状態を確認するわけですが、

この際に大事なのは、『自分とボルトとの距離感』です。

ボルトの回した痕跡はボルト自体に残るわけなのですが、

遠目に見た場合、この痕跡に気づかないことがあります。

今回のカローラのボルトはこのような状態でした↓↓↓

P8250005

ボルトの角にわずかに痕跡が残っているのがおわかりいただけますか?

写真で見れば『そんなの見ればわかるよ!』

と、思われてしまうかもしれませんがこれはボルトとカメラの距離感が20センチしかないから気づくのです。

リヤバンパー付近に立ってそのまま目を近づけなければ気づく可能性はぐっと低くなります。

『怪しい箇所に気づかない』は、

そのまま『見落とし』につながる恐れがあるのです。

ボルトの回し跡は基本中の基本ですが、意外と修復歴の見落とし要因は『ボルトの回し跡』にあったりするのです。

結果としてトランクリッドには交換歴がありました。

なぜわかったのか?

それは・・・・・研修受講してください(笑)。

では続いて、トランクフロアの確認です。

P8250012

トランクマットをめくりフロアの状態を見ることができます。

ただここでも注意すべきポイントがあります。

それは『見る角度』。

トランクフロアの場合、外側からの衝撃は、

『リヤエンドパネルとの接合部周辺』

に入ります。

では、上の写真だとそれは確認できるでしょうか?

見えませんよね。

要するに、トランクフロアの状態確認は、上の写真のようなアングルで終わらせてはいけないということなのです。

頭を潜り込ませるようにして、エンドパネルとの接合部周辺を観察すると、

P8250015

P8250018

修正された跡を確認することができました。

今回のカローラでお伝えしたかったのは、

①検査は各ポイントに合わせた距離感が大事

②『眺めた』と『確認する』は違う。確認するなら適切な角度を考えることが大事

の2点です。

今回受講された方々も、その重要性をこのカローラで理解することができたようです。

そして、

『修復歴があるけど、こんなに上手に修理されているのなら仕入れても大丈夫ですね!値段も安いだろうし(笑)』

と、早速『輸出業者』として頼もしい言葉が出てくるようになりました。

これから仕入が楽しみですね。

それではまた次回お会いいたしましよう

ジャッジ流。

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Posted by 研修講師 on 8月 31, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |

2010年8月 4日 (水)

2010年07月28日~29日 オートバックスカーズ査定検査技術強化研修を開催いたしました

  • 日時:2010年07月28日~2010年07月29日
  • 地域:南日本(福岡市・小郡市
  • 天候
    • 1日目:雨
    • 2日目:晴れ
  • 目的
    • 修復歴摘出率の向上により『見落としによる損失』の軽減を目指す。
    • 査定検査技術の精度向上により、自信を身につけ積極的に商談に取り組めるようになる。
    • 評価点精度向上による査定金額の精度向上
  • 内容:
    • IES(検査エキスパートシステム)による査定の目的 の再認識
    • IES査定の現状把握
    • 日常査定の振り返り
    • 検査5つのポイントの再確認
    • 自動車車体骨格部の交換・変形・修正の検査姿勢の再確認
    • 中古自動車の内外装のキズのダメージ定義と検査姿勢の再確認
    • 諸元入力について、事例を元に入力方法を再確認
    • 査定検査総合実車実習
    • 効果測定
    • 実車解説
  • 講師名:里鍋康史

◆受講者はIES査定経験者 Img_1104_640_3

本研修は、査定業務の中で、修復歴の見落としなど査定ミスによる利益損失と機会損失を防ぐ目的で、最初に学んだIES査定の基本を振り返るきっかけの研修です。

◆査定技術を強化する研修

査定技術を強化するために行うことは、技術的な研修をイメージしがちですが、より効率良く効果的に学習するために、【考え方】【知識】【技術】【行動】 の4つの角度から、何が足りていて、何が不足しているかを明確化し、不足している部分や必要な部分を重点的に補足していきます。

◆修復歴車摘出率と査定業務技術の乖離を確認

修復歴の見落としは、査定技術が未熟であるために発生するものと捉えがちですが、査定検査技術だけで修復歴を見落とす結果になるとは限りません。

買取業務における修復歴の見落としが発覚するケースの多くは、買取後、オートオークション出品の際などに発覚します。

ただし、修復歴の見落としは、買取仕入ができたものだけではなく、買取できていない車両にもあると言えます。

また、商談内容と値付けの仕組みと関連によっては、修復歴を摘出できた車両は買取にくく、修復歴を見落とした車両は買い取れてしまうこともあります。

Img_1071_640 具体的に言いますと、修復歴などの価値が下がる車両について商談を行う際に、一般には、修復歴のない車両と比較すると提示額が低くなるため、査定金額が低くなる理由を説明しがちです。

その説明がお客様の売却意思を冷まし阻害するような商談内容であれば、修復歴を発見できた車両の買取成約率は低下します。

そして、修復歴を見落とした車両は、プライシングは一般的に高い金額になるので買取やすくなります。

その結果、査定技術を持ち合わせながらも、お客様への説明如何では、買取仕入ベースの修復歴摘出率が低くなる場合もあります。

今回の受講者のひとりは、そのような傾向にあったことがわかりました。

◆問題解決のために受講

研修は常に、問題解決のために受講します。そのためには、今抱えている問題を明確に捉えていただき、自覚し、解決へ向かって行動します。

今抱えている査定業務における問題解決のために、検査の枠にとらわれずにその原因を探り結果的に適正な車輌状態の把握へと導きます。

今回の受講者のひとりは、検査技術とそれ以外の要因によって、修復歴を見落としが発覚しましたが、決して査定に必要な判断技術が足りない訳ではありませんでした。

【見るべき箇所に目が届かないから見落とす】Img_1107_640

【見るべき箇所=検査すべき箇所=IESの指示する箇所】を大切にして、しっかり理解し検査を行うことこそが、見落としを減らすもっとも重要な要素の一つだという【考え方】を理解できてから、専用チェックシートに従い検査へ取り組むようになり、その結果、適正な車輌状態の把握 ができるようになりました。

帰り道は、夏の積乱雲を追いかけながら、帰路に着きました。


☆ 本レポートは、オートバックスカーズ様より許可をいただきまして、企業名、システム名などを明記させていただきました。ご許可をいただきましてありがとう ございます。

あらためましてお礼を申し上げます。 
里鍋 康史 拝
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車の色番号の検索と中古車の査定研修はジャッジメント

Posted by ジャッジメント on 8月 4, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関西中古車販売店車買取専門店基礎知識実車実習技能習得効果測定 |