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2010年10月18日 (月)

2010年10月13日 査定検査研修(スタンダードコース)を実施いたしました。

  • 日時:2010年10月13日
  • 地域:関東
  • 天候:晴れ
  • コース:スタンダード1日コース
  • 目的:外板の状態から修復歴確認が行えるようになる
  • 内容:
    • 修復歴車の定義について
    • 修復歴発見基本手順および考え方・原理原則
    • 再塗装摘出方法の理解(講義⇒実習)
    • 外板パネルの交換(講義⇒実習)
    • 骨格部の損傷・修正・交換の各摘出方法の理解など
  • 講師名:橋本 剛

『秋晴れ』という言葉がぴったり当てはまる中で査定検査研修を実施いたしました。

◆今回の受講者は全員が未経験者
今回の研修は某フランチャイズ本部様からのご依頼により毎月開催しているもので、実務未経験の8名様が参加されました。

◆受講中の雰囲気

実務未経験なので当然『修復歴車の定義』も何も把握されていない状態でした。

せっかく学べるチャンスということで、皆様から積極的に質問をいただくことができ、充実した内容となりました。

◆修復歴の定義と外板部位の状態見極め

まずは冒頭に『修復歴車の定義』をご紹介。

『こんな場合は?』

『こうなったら修復歴扱いになるのか?』

等々、定義の理解を深めるには十分過ぎるほど質問が出てきました。

ここで理解をしていただきたかったのは、

『交通事故その他災害等により、車体の骨格部位を損傷し、修正あるいは部品交換されたものをいう』

と、いった修復歴車の定義には、『2つの条件』があるということです。

条件①『原因は何か?』

条件②『場所はどこの部位か?』

この2つの条件を満たしてしまった車が修復歴車扱いとなってしまうのです。

さらにここで受講された方から質問。

『修復されてしまった状態の車をチェックしても本当に『交通事を起こしたのかは特定できないのでは?』

そうですね、鋭い質問です。

そこで重要なのが、『骨格部位を覆っている外板の状態』を見極めることなのです。

Img_7089

これは難しく考える必要はありません。

事故を起こした車のその90%以上は、外板にまず衝撃が入ります。

そこで吸収しきれなかったエネルギーが、内側の骨格部位を破壊していくわけです。

ということは、『原因は何か?』を第三者の立場で判定する際には『外板状態がどうなのか?』が重要なポイントになるわけなのです。

もちろんこの定義に抵触しない『交通事故を起こした車』だって存在してしまいます。

しかし『修理をされた上で次から次へと他の人の手に移る』という商品特性を持った中古車の場合、現時点ではこれが限界だということも理解していただきたかったのです。

だからこそ『外板状態の見極め』が重要ということで『ジャッジ流検査のポイント』があるのです。

◆検査手順の理解・・・・・午後実習

実習ではいつものように『外板部位』と『骨格部位』と分けてポイントの紹介と実習を行いました。

特に今回時間をかけて行ったのが『検査手順』です。

未経験の方は、この『手順』を固めないと、

『どこから確認すれば良いのか?』

と、実務で混乱をきたしてしまいます。

・外板の確認手順

・フロント骨格部位の確認手順

・サイド骨格部位の確認手順

・リヤ骨格部位の確認手順

みっちり時間をかけて行いました。

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そして最後の総合実習へ。

最後は、

『フロントインサイドパネル先端の歪み』

が、ある2台にチャレンジ(もちろん内緒です)!

典型的なフロント修復の車なので、実践向きです。

少し離れた場所から受講者様の様子を観察しておりましたが、しっかりと手順が行えていました。

若干『塗装の見極め』方法がイマイチの方にはフォローを入れた程度です。

全員がパーフェクトな正解にはなりませんでしたが、インサイドパネルの歪みは摘出できていたので合格です。

『これで研修は、終わってしまうのですか?不安だ・・・・・』

と、感想をいただきましたが、後は今回紹介した『ジャッジ流』をきちんと活かせる訓練をするだけです。

これが『手を抜き始めたら見落とす』だけなので、意識の問題になってきます。

そう受講者様にお話しさせていただき今回は終了!

これからの活躍が非常に楽しみです。

それではまた次回お会いいたしましょう。

ジャッジ流。

Posted by 研修講師 on 10月 18, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 |