2010年12月1日 査定検査研修(スタンダードコース)を実施いたしました。
- 日時:2010年12月1日
- 地域:関東
- 天候:晴れ
- コース:スタンダード1日コース
- 目的:外板の状態から修復歴確認が行えるようになる
- 内容:
- 修復歴車の定義について
- 修復歴発見基本手順および考え方・原理原則
- 再塗装摘出方法の理解(講義⇒実習)
- 外板パネルの交換(講義⇒実習)
- 骨格部の損傷・修正・交換の各摘出方法の理解など
- 講師名:橋本 剛
昨日、査定検査研修を実施いたしました。
この季節、研修では16:00を過ぎると辺りが薄暗くなるので、『実習』の時間配分が難しくなります。
なので今回は、どうカリキュラムを進行していくか?状況を見ながらの実施となります。
◆今回の受講者の大半が未経験者
今回の研修は某フランチャイズ本部様からのご依頼により毎月開催しているもので、実務未経験者を含む9名様が参加されました。
◆受講中の雰囲気
未経験者の方が殆ど(経験者は2名)ということで、講義中や実習において皆様積極的に質問、そしてメモを取られておりました。
『学ぼう』という意識が感じられる良い雰囲気で研修を進めることができました。
◆修復歴の定義と外板部位の状態見極め
まずはいつものように『修復歴車の定義』からスタートです。
初めは頭の中が『???』のような表情をされていましたが経験者の方が、
『こんな場合は?』
『こうなったら修復歴扱いになるのか?』
等々、質問をしてくれたおかげで、他の方からも色々な質問が出てくるようになりました。
講師側としても質問をきっかけに『より詳しく、わかりやすく』解説をできるようになるので、結果として予定時間をオーバーしてしまいました。
あ、日没時間が・・・・・・。
◆検査手順の理解・・・・・午後実習
実習ではいつものように『外板部位』と『骨格部位』と分けてポイントの紹介と実習を行いました。
前回に引き続き、今回も時間かけて行ったのが『検査手順』です。
未経験の方は、この『手順』を固めないと、
『どこから確認すれば良いのか?』
と、実務で混乱をきたしてしまいます。
・外板の確認手順
・フロント骨格部位の確認手順
・サイド骨格部位の確認手順
・リヤ骨格部位の確認手順
みっちり時間をかけて行いました。
あ、日没時間が・・・・・・。
↑↑手順は大事です。来月の研修よりテキストはニューバージョンに変わります(・・・予定)。
そして日が傾きかけた頃、ようやく『総合実習』のスタートです。
用意したのは、
①左フェンダー交換歴有・フロントインサイドパネル先端修正の『日産 セドリック』
②リヤゲート交換歴有・エンドパネルにフレーム修正機跡・リヤサイドメンバーに歪みの『スバル R2』
③エンドパネル・リヤフロアに歪みのある『トヨタ パッソ』
合計3台。
時間の許す限り、そしてとことん納得がいくかぎり検査してもらうことにしました。
なので未経験の方が3台できないかもしれません(日没時間が・・・・・)。
時間を厳守して3台の検査を強引に終わらせるより、ご自身が納得できる結果を1台出していただきたい・・・・これがジャッジ流の実習コンセプトです。
結果として3台全ての検査が出来た方は少数でしたが、その検査内容については今回お伝えした注意点・確認ポイントをきちんと理解できたと思われる素晴らしい結果を残すことができました。
これからの活躍が非常に楽しみです。
それではまた次回お会いいたしましょう。
Posted by 研修講師 on 12月 2, 2010 学問・資格査定研修検査研修修復歴関東関西新車ディーラー中古車販売店車買取専門店輸入車販売専門店国産車ディーラー輸入車ディーラー日本車ドイツ車イタリア車アメリカ車イギリス車フランス車未経験者初心者基礎知識実車実習技能習得効果測定 | Permalink